すっぽんの産地はどこ?

天然として生きているすっぽんは本州南部、四国、九州、特に南西部に多くいます。
しかし取れる量も激減してきていますし、期限も4月中旬から10月中旬までと短いものです。
それでは養殖で有名な場所はといえば、大きく分けると九州系と浜名湖系に分かれています。

すっぽん生産、県別、農林水産省の統計によるによりますと、静岡64t、大分54t、長崎50t、佐賀43t、鹿児島36t、熊本33t、京都24t、広島18tとなっております。
静岡の産地が高いのは浜名湖での養殖が盛んなためで、実際に約50年ほど前までは浜名湖でしか養殖はされておらず、日本の純粋在来種すっぽんであるT・シネンシスジャポニカだけを養殖していました。
しかし1980年代に爆発的に全国各地で養殖場が増え、特に九州は暖かい気候が長いこともあって有名な産地が広がりました。

すっぽんは養殖ものといっても高値で取引がされていたために田んぼを休ませていたような人たちもはじめていったのです。
その過程において外来種が入ってしまい、純粋在来種すっぽんであるT・シネンシスジャポニカがほとんどいなくなってしまいました。
DNA検査したところ混血らしきものが多くを占めるようになったそうです。

ちなみにすっぽんは臆病ゆえにお互いに噛みつきあってしまうことがあるために多くな養殖場が必要となります。
また養殖方法には2種類あり、本来ならば冬眠をするすっぽんを水温を上げることによって冬眠させずにエサを与え続けます。
1年半~2年程度で出荷する加温養殖とハウスと露地で 自然に育て、路地池で冬眠に入る露地養殖で、こちらは3年~4年ほどかかります。

今は量より質の時代になり、良質な養殖方法をとってきた場所しか残っていないとされていますが、加温養殖は露地養殖よりも味や肉質は落ちるとされていても需要があります。
昔ながらの製法と現在の製法が混ざりあっているのが、スッポンの養殖といえるでしょう。