すっぽんは安全な食品なの?

すっぽんは今では長崎県や静岡県は有名なすっぽんの養殖地となっており、天然は本州南部、四国、九州、特に南西部に多く生息していると言われています。
ちなみに店で食べられたり加工されたりしているすっぽんは養殖ものがほとんどを占めているのが現状のようです。
天然のすっぽんの場合は大変臆病で捕まえにくいので、小さなお店ですっぽんがあれば出すというような方法がとられているので、定番とされている店では向かないようです。

しかも必ずしも天然のものの方が美味しいといえないのがすっぽんです。
野生だと一番脂を蓄える冬の時期に冬眠してしまいますし、さらに天然モノの方が逆に 「泥くさい」 とも言われるのです。
また摂れた場所によっては汚れた川などがあり、大丈夫なのかが不安な点でもあります。
その点でいうならば国産の養殖ものは水温管理もされて、綺麗な水も循環しており、エサも人間が食べられるようなものや、中には漢方薬を混ぜたエサを与えており、問題はない安全なすっぽんが育てられています。

またすっぽんの養殖には2種類あります。
すっぽんは亀の仲間ですので自然の状態でしたら冬眠してしまいます。
しかし冬眠すると成長に時間がかかるのは事実です。
そこで加温養殖とは強制的に水温を上昇させ、すっぽんを冬眠させずにエサを与え続けて成育を早める方法です。
1年半~2年程度で出荷できるサイズになります。

もうひとつは自然のままに育てる露地養殖で、できるだけ天然に近い状態で育てますので、成長を待って出荷するまで3~4年かかります。
ですがやはり自然のままに育てたすっぽんほどに味や肉質が勝ります。
ちなみに完全な野生のすっぽんは冬眠から目覚めても水温が25度~30度にならないとエサを食べられる状態にならなく活動期間が年に5ヶ月ほどのために、卵を産める大きさになるまでに10年かかるそうです。
また国内以外、特に中国からすっぽんを輸入しておりますが、厚生労働省においてきちんと検査をされており、通過したものだけが使われていますのでご安心ください。
すっぽんの種類に関してはこちらhttp://www.afriendlyshuttle.com/syurui.html